新春のお慶びを申し上げます。
本年も皆様に心地よくお過ごしいただき お選びいただける旅館になるよう
一層の努力をもってご厚情にお応えしてまいります。


当館はおかげさまで2020年に創業100年を迎えました。

本来であればその際に何か新しいことができればよかったのですが
新型コロナウイルス感染症拡大の状況もあり動きが滞ってしまいました。

まだまだ状況は以前と同じとまではいきませんが
皆様の温かいお声やご支援もあり、少しずつ明るい兆しが戻って
きました。私たちは、赤目四十八滝の滝詣に来られた方々をもてなす茶屋として
歩みを始めた旅館です。

100年の歴史を歩んでこれたのはひとえにお越しいただいたお客様の
お力添えのおかげでございます。
これから先の100年も日々感謝し、創業当時の想いを忘れることなく
より一層精進してまいります。

ロゴは、私たちの財産である赤目四十八滝の山々と「泉」と名のつく当館の由来と
清らかな水の滴をモチーフにいたしました。
また、フォントは創業当時の旧字体を使用し、温故知新の精神で
気持ちを新たに進めてまいりたいと思います。


フォントの中の「対」の左には象形文字の人が手を挙げて喜んでいる姿。
左の払いは虎の尻尾のようにも見えます。寅年に変更する偶然が重なり
縁起を担いでいけたら幸いです。
「泉」はなんだか可愛い宇宙人のようにも見えます。
「閣」の中の「各」の部分も赤目四十八滝でさえずりを聴かせてくれる鳥の
ように見えます。
このように古くから使われているものや考え、精神を忘れずに大切にしながら
常に時代に即したものを取り入れ、恐れることなく新しいことに挑戦し、
生み出していけるように私たちは歩みを進めてまいりたいと思います。

これから徐々に新しいアイコンに切り替えてまいります。

また、本年には大きなリニューアルを計画し、お客様のご滞在が
より心地よいものになるべく一つひとつ進めていきます。

新しく生まれ変わる対泉閣も引き続きご愛顧のほど
宜しくお願い申し上げます。

皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。